JIMTOF 2026（第33回日本国際工作機械見本市）

JIMTOF（日本国際工作機械見本市）は、偶数年に開催される世界有数の工作機械と関連機器の国際見本市であり、工作機械産業の発展と国際商取引の促進を目的に1962年から開催されています。

東京ビッグサイトを会場に、マシニングセンタ、NC旋盤、研削盤、フライス盤、放電加工機、歯車加工機、レーザー加工機など最先端の工作機械が一堂に展示されるほか、切削工具、砥石、ツーリング、潤滑油、チャック、治具、精密測定機器、CAD/CAM/CAEシステムなど関連製品が幅広く紹介されます。JIMTOFでは、IoTやAI、ロボットを活用したスマートファクトリーや自動化ソリューション、金属積層造形（3Dプリンティング）、高硬度素材や難削材への高効率加工技術、超精密加工などが注目のテーマとなっており、多くの機械メーカーが世界初公開の新機種や革新的技術を投入します。

また、同展には自動車、航空機、医療機器、エネルギー、電子産業など、多岐にわたる製造業の設計・生産技術者が来場し、出展者との活発な商談や技術交流が行われます。

会期中は学術機関や研究機関による特別展示や技術セミナー、国際技術会議も開催され、先端加工技術や精密加工、加工理論に関する研究成果の発表も行われます。前回開催時には数百社が出展し、来場者は国内外から数万人規模に達するなど、JIMTOFは工作機械業界における世界的な情報発信の場として高い評価を得ています。

2026年開催のJIMTOFでは、更なる省エネルギー化や環境負荷低減に資する機械、IoTを活用した予兆保全や遠隔監視システム、グリーン素材の加工技術なども注目され、工作機械産業の未来を示すショーケースとなるでしょう。